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2004年の「ミオビエント花御内(はなみうち)」を建てられたときに、那覇市首里のあの場所にマンションを建てるということは、すごく珍しいことではと感じました。「マンションは利便性を買うもの」という印象が強い中、当時すでに那覇市新都心地区の人気が高かったのですが、交通や買い物など必ずしも利便性が良いとはいえないあの場所を選ばれたのは?
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通常、マンションは利便性を重視して建てられます。しかし、「住む」ということにこだわりを持って建てられる場合もあります。そうすると、あの場所を見たときに、首里の街並みや雰囲気に環境の良さを感じて、「ああ、こういう場所に住みたいな」と思う。首里は沖縄の中でもステータスの高い場所で、歴史文化の培われた憧れの地という思いがある。そういう場所なら、住む人に「ステータス感」を提供することができるのではと考えました。
建物もそういうものを感じられるものにする。利便性だけじゃない住まい、住み手の満足感を提供することができるだろうと。だから名称もこれまでのマンションのイメージとは違う印象をもたせるように「花御内(はなみうち)」と命名。カタカナ表記の多かったマンション名を、あえて漢字で表記したというわけです。
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現在の7棟目を手がけられています。最初にに手がけた「ミオシャトー宮里」から一貫しているコンセプト、あるいは大切にしていることは。 |
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やはり、住み手のこと。売るということよりも1番は住み手のことです。
マンションを手がける前、実は賃貸住宅を主にしていこうと考えていました。1棟目の「ミオシャトー宮里」は、遊休資産を活用するという趣旨で行ったもの。当時、すでに展開していた賃貸アパート「ミオトップシリーズ」の手法を取り入れれば、事業採算に合うかもしれないと思って取り組んだのが1棟目だった。2棟目を取り組むことになったのは、1棟目からのつながり。そこから本格的にマンション事業に取り組み始め、現在のような状況になりました。
1棟目を展開するとき、遊休資産を処分することが目的でしたが、販売しなければいけません。地域の賃貸家賃などを精査して価格帯を設定したり、中部地域は戸建志向だから、それに対応すべく、通常よりも広い居住面積を確保するなど配慮しました。現在の「ミオビエントシリーズ」も、居住面積は他社よりも広めだと思います。
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居住面積を小さくして価格を落とせば、売りやすいことは売りやすいと思います。しかし、これが将来的に財産価値があるものになるかというと疑問です。居住面積を広めにして、購入者にも少し頑張ってもらえば、将来的にも価値が落ちない商品になると考えています。設計・施工を一貫してやっているというメリットもあるので、仕上がりには自信を持っています。居住面積が広いため、金額は少し高いという印象を受けるかもしれませんが、坪単価で計算すると安くなるでしょう。将来的にも財産価値が落ちないマンション、購入する方々にはそれを理解していただいていると思います。 |
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最近は、沖縄にも本土系建設会社が多く進出しています。沖縄の街並みが本土のそれと変わらないような景色に急速に変わっていくのかという印象も受けます。地元で長く建築に取り組んでいる企業として。 |
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おかげさまで私たちは沖縄で長くやっています。将来も沖縄から外に出て行くという計画はなく、地元でずっとやっていく、地元と共に歩み続ける企業でありたいと考えています。今後も、「沖縄らしさ」を考えて取り組んでいかなければと思っています。地域性が生かされた建物をつくっていきたい。また、ただつくって、造りっぱなしにしていてはけないと考えています。
私たちのメインは住まい、住環境をつくること。地元の企業として、沖縄の人たちの『住』にずっと関わっていかなければと考えています。専門分野である建築を通して、地元の人たちの住環境づくりをリードしながら、住み手に提案していければと思います。 |
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もうすぐ創業60周年を迎えられますね。 |
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今の私たちだけでなく、子供や孫までつなげる企業でなければと思っています。目前に迫った60周年ということだけでなく、「100年企業を目指そうよ」と社員たちと話しています。
「100年企業とはなんだろう?」と考えたとき、やはり、日常のことだけにとらわれていては100年は続かない。企業文化をしっかり創っていかなければと思います。企業がどういう心がまえで仕事に携わるかということです。目先のことだけに携わっていては、そうはできない。自分(会社)の人生観、生き方をしっかりつくれないだろうかと。長く歩んできたからこそ、そういうことを考えながら仕事をしなければと思います。 |
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( 2007/04/16
UP ) |