家づくりのパートナー選びをサポート|おきなわ建築Web
理想の空間づくりをお手伝い。沖縄の「自分らしい」家づくりを応援するWebサイトです
おきなわ建築Webについて お問い合わせ サイトマップ
TOP 住まいづくり情報 家づくりのプロを探す 特集 本・出版 建築Webニュース 会員登録について
TOP住まいづくり情報一覧 > 日々是“住”雑感《2011年》 
住まいづくり情報
住まいづくり情報一覧
お住まい訪問記
家づくり最初の一歩
見学会レポート
日々是“住”雑感
お仕事拝見!
建築士について
家づくりにかかるお金のこと
法律のこと
不動産のこと
ハウスメーカーのこと
沖縄に住みたい!
“永く住まう”を考える
住まいづくり体験談
建築へ関わる人たちへの
メッセージ
日々是“住”雑感
2004年 2005年 2006年 2007年  2008年  2009年 2010年   2011年 2012年
 
“カジダン”で家づくりが変わる?

夫婦で家づくりに取り組んだ家庭、どちらかが積極的で一方は無関心だったという家庭、これまで訪問した住宅の中で家づくりに向かう姿勢はさまざまでした。
夫婦で家づくりに取り組んだ人たちを見ると、どちらかといえば男性は家の外観や玄関、車庫、書斎に興味を示す人が多く、キッチンなどは女性がというように分担された家庭が多かったです。

しかし、こういった傾向が見られたのはこれまでのケースで、30代で家を建てる人が増えた現在、家づくりに向かう姿勢も変化していくように思います。
“イクメン(育児に積極的な男性)”や“カジダン(家事に積極的な男性)”と呼ばれることに抵抗のない男性たちも増え、どちらか一方が主導権を握るのではなく、またキッチンは女性だけのものと決めるのでもなく、夫婦で相談しあって家づくりを進める形が主流になるのではないかと思います。

現在の20代から30代の男性の中には料理が得意な人や片づけや収納、掃除といった家事をはじめ、インテリアに強い関心を持つ人も増えました。子育てにも積極的に参加する男性も珍しくなくなってきました。
こういった男性が増えると、これまで女性の分野だと思われていたところにも男性の意見が取り入れられてくると思います。

例えば、男性も日常的にキッチンに立つのであれば、ワークトップの高さや吊り戸棚の位置は相談しあって決めたほうがいいかもしれません。
家事のしやすさを決める動線や水まわりの配置についても、夕食の準備をしながら洗濯を同時進行する場合や、夫が子供を入浴させている間に妻が夕食の準備をする場合などは浴室とキッチンが同じフロアにあると便利です。

どちらか片方だけの意見で家のプランが決まっていくのではなく、二人が使いやすいように相談しながら決めていくことが考えられます。

先月発表された大手ビールメーカーが行った意識調査の結果では、「沖縄の既婚男性はカジダン日本一」でした。
すでにキッチンやインテリアに高い関心を寄せる男性がどこよりも多いのかもしれません。
家づくりを通してコミュニケーションを深めるご夫婦の増加も予想されますね。


※毎月第2週目の「週刊タイムス住宅新聞」に掲載されています。(2012.05.15 ka)

 

火鉢の思い出。

4月になってすっかり春だというのに火鉢の話題で恐縮です。

先日、沖縄市工芸フェアの10周年記念事業として、「暮らしの中の沖縄のカタチ」と題した沖縄の工芸ばかりを使った暮らしの空間を会場の一角に設けるお手伝いをさせていただきました。
空間づくりのために12工房の皆さんに新作を作っていただくなど、大きな協力のもと実現しました。開催期間中は多くの来場者でにぎわい、お手伝いした空間も大変好評でした。

この空間では、洋と和の間を設置して、その間を薄く透けるような知花花織の布が風に揺れている構成としていましたが、和の間の部分では畳の上に置かれた陶器の火鉢に注目が集まっていました。

「沖縄で火鉢?」と思われるかもしれませんが、これまで取材した中には暖炉のある住宅もいくつかあり、木製の火鉢を置いている家もあったので、懐かしい形の陶器の火鉢もありだろうということで作っていただきました。
完成品は、火鉢としての利用だけでなく、ときには金魚鉢になったり大振りな生け方が似合う花器になったりと、いろいろな使い方が想像できる素敵な火鉢の仕上がり。

展示中、火鉢を見た方たちの中でも特に50代以上の方たちは「懐かしいねー」と子供のころの思い出を話していただくことも多く、予想外の反応に新鮮な感動でした。

「子供のころはよく火鉢を抱っこしていたものよ。兄弟が帰ってきたらみんなで足を火鉢にくっつけて温まってね、あの頃は楽しかったわ」。

火鉢は簡単に動かすことができ、炭を使えば煙や炎もあまり出ないことから囲炉裏のない部屋や街中の家では大切な暖房だったようです。
灰の上に 五徳を置いてヤカンを乗せればお湯がいつでもあったこと、網を乗せて餅や魚を焼いたり、灰の中に芋を入れておいて遊びから戻ったらその芋を兄弟と分けて食べたり。

オール電化住宅も当たり前になり、さまざまな家電に囲まれた生活の中で、「火」はだんだんと消えてしまったように思います。でも、「火」は生活の必要性以上に、何かをもたらしてくれる大きな魅力があることを改めて感じた火鉢なのでした。


※毎月第2週目の「週刊タイムス住宅新聞」に掲載されています。(2012.04.16 ka)

 

オープンハウスに行こう。

毎週どこかで開催されている「住宅完成見学会」。将来、設計事務所に家づくりを頼みたいと考えている人には、ぜひ、設計事務所が開催する見学会への参加をお勧めします。

設計事務所(建築士)の場合、自作の自宅を所有している人を除けばモデルハウスを持っていません。
見学会が開催されるようになる以前は、これまで設計した建物を案内したり、関わった人たちを招いての内覧会で特別に見学してもらうこともあったのですが、ここ数年は「住宅完成見学会(オープンハウス)」として多くの人の見学が可能になりました。
見学会は、これから住むご家族の了解を得てお披露目されているものですから、それを見学する人にも注意してほしい点があります。それぞれの建物で開催に際しての注意事項があるので確認して出かけるようにして下さい。また、せっかく見学できるのですからポイントを抑えて見学してほしいと思います。

見学会に行く目的は「見る・感じる・知る」の3つ。

「見る」は建物の外観から細部に至るまで隈なく見てみようということですが、設置されている素敵なキッチンや浴室、照明器具などに見とれるばかりではいけません。シンプルな建物が多い最近では、シンプルな空間に仕上げるための細かな工夫を行っているところも多く、気がつきたいところです。でもいちばん大事なところは、室内の空間デザインを見ることです。空間のつながり、広さ、高さ、雰囲気。建物の持つテイストを見て、気に入るかどうか考えてみましょう。

「感じる」は、五感を働かせて建物が持つ性格を感じてほしいということです。室内は化学的なニオイがしないか、実際に歩きまわって階段はきつくないか、床は堅すぎないか、室内の明るさや風通しはどうか。使いやすい高さか、奥行きはどうか、そこに立って動いて、手を動かして感じてみて下さい。

最後に「知る」は、実物からいろいろな知識を得ようということ。床材、壁の仕上げ材、外壁材などは建材の名前を聞いて覚えましょう。さまざまな素材があるのでその雰囲気を確かめながら名前を覚えておくといいです。名前と一緒に特色なども聞いておくと、その知識がいつか役立つはず。建築士と話すことも人柄を知る第一歩なので、ぜひ話しをしてみて下さい。

家づくりを考えている期間中は、建築の知識を得ようと目に見えるものへ関心がいき、肝心の「住み心地」を忘れがちになります。自分たちが望む暮らしや心地よさはどんなものかを明確にして見学会に出かけると、もっと深い視点で建物を見ることができますよ。


※毎月第2週目の「週刊タイムス住宅新聞」に掲載されています。(2012.03.10 ka)

 

その家の台所と食器棚。

住宅を訪れるとき、一番話が盛り上がり、ついついじっくり長居をしてしまうのが台所のように思います。
家族の中心である台所には話題が満載で、どれだけ居ても話がつきません。道具や食品をどんなふうに収納しているのかスペースや方法を見るのも楽しみで、ときには冷蔵庫の扉を開いて中を見せてくれる方もいらっしゃいます。

なかでも個性が表れるのは食器棚。大家族の家、小さな子供たちがいる家、人が集まる家、それぞれの家族構成や食生活、趣味などが反映されたさまざまな食器がその家の飾らない生の暮らしを伝えているように思います。

先日訪れたのは糸満市のKさん宅。約20年前に建売住宅を購入して、現在は子供たちも独立、ご夫婦のみのお住まいです。Kさんとは、友人主宰の集まりに参加した際に知り合ってしばらくたちますが、住宅を訪れるのは初めて。いつもみんなのためにいろいろなお料理を作ってきたりする、ふんわりした印象の女性です。
12畳ほどのLDK。出窓に向いたI型キッチンは、見える部分には火ヌ神が置かれただけで、天板にはほぼ何も置かないスッキリしたキッチン。それを見ただけでも普段のKさんからはちょっと意外な印象でしたが、食器棚のガラス扉から見える食器の様子を見て、思わずほぅーっとため息がもれました。
「このスペースに合うものを」ということで既製品の食器棚を購入したそうですが、その中味は使う頻度で分けられ、大中小さまざまな食器が整然と並べられていました。
キッチンとLDの間に設けられたカウンターも既製品を買って設置したものだそうですが、うまく合わさって使いやすい台所を構成しています。

すぐにお茶の用意をしてくれたり、さっと何かを作ってくれたり。必要なものはすべて取り出しやすく工夫されているので動作に無駄も迷いもない。「もうだいぶ古くてね、小さな台所でしょ」とKさんは笑いますが、ベテラン主婦の貫禄さえ感じる美しい台所で、見ていて勉強になりました。台所や食器棚を見ると、その人のことをもっと知った気分になるから不思議ですね。


※毎月第2週目の「週刊タイムス住宅新聞」に掲載されています。(2012.02.10 ka)

 

旧暦に暮らす。

新しい年が明けて10日余りたちましたが、新年あけましておめでとうございます。
どんな新年を迎えられましたか?

今年は1月1日が旧暦の12月8日にあたりムーチーと重なったため、サンニンの香りが漂うお正月となりました。ムーチービーサも続き、気候も旧暦どおりです。

お正月が終ってそろそろ日常モードに戻らなければいけない時期ですが、1月17日は旧暦の12月24日。この日は火の神が家族の一年間のすべての出来事を天の神に報告するために昇天する日とされているため、わが家ではその日に向けての準備をそろそろ始めるところです。

火の神の周りを掃除し、香炉の灰もきれいにします。当日は、火の神に供え物をして線香をたて、一年間で起こった良いことには感謝を申し上げ、災いごとや不幸な出来事に関しては、新しい年には不幸な出来事が起きませんようにというお願いをして、天の神へ良い報告をしてくれるように祈ります。正式な方法はわからないのですが、わが家なりの方法で行っています。
この日は日取りを気にせず香炉の取り替えや火の神の御仕立てをすることができる日ともされているので、火の神を新しくしたい場合はおすすめです。

旧12月24日が過ぎると、旧正月、旧1月4日には天に昇っていた火の神が降臨する日で、その後は後生の正月である旧十六日がやってきます。新暦のお正月ではなく旧正月や旧十六日を盛大に行う地域も多いので、そわそわした気分はそれらが終了するまで続いているように思えます。

普段は新暦中心の生活なので、毎日「今日は旧暦の何日」というのが身についているわけではありませんが、身近に旧暦のリズムがあることをいつも実感します。たまに忘れていると「しまった」ということもあるので、やはりとても身近です。

これから春へむけて「もう寒さも終わりかな?」と思う温かい日が続いても旧暦2月が過ぎるまでは要注意。寒さが過ぎると清明の季節がすぐそこに。今年もあっという間に過ぎていきそうです。


※毎月第2週目の「週刊タイムス住宅新聞」に掲載されています。(2012.01.16 ka)



2004年 2005年 2006年 2007年  2008年  2009年 2010年   2011年 2012年
プライバシーポリシーメール会員登録 お役立ちリンク ページトップへ
おきなわ建築Web
本サイト内に掲載の記事・画像の無断転用は一切禁じます。