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| 住宅展示場の歩き方
ハウスメーカーもまずは「相手を知ること」から
住宅展示場は、ハウスメーカー各社が競い合う「家の見本市」といってもいいでしょう。来場者に見せて、体感させて、楽しくその場を盛り上げて、皆さんの家に対する夢や希望に訴えるところです。そして、とにかく家を建てたい、建て替えたいという欲望が大きくふくらむようにしています。
これは、ハウスメーカー側の意図する販売上の戦略といっていいでしょう。来場者である皆さんは、どんな家がいくらくらいで建てられるのだろうかと、素朴な気持ちで入って行きます。自分の家のイメージもはっきりせず、何が何だかわからずに、とにかく行ってみようという思いで足を運ぶ、そんな人たちが多いのではないでしょうか。ここに、販売する側と建てたい人とのそれぞれの意図するところが食い違ってしまい、大きなギャップが生じてしまいます。しかし、この大きなギャップが生じたままでは、後々大変なことになってしまうかもしれません。
このギャップを埋めるには、どうしたらよいか。その主体となるのは家を建てたいと思っている皆さんです。まずは相手を知ることから始めましょう。新聞広告やチラシで見る坪単価と同様、それを発信する相手(企業・会社)を知ることが第一歩です。
住宅展示場はメーカー選びの場ではない
住宅展示場へはハウスメーカーを選別しに行ってはいけません。どうしてもコマーシャルなどに慣らされ、既成の概念が働くせいか、または気が急くせいか、住宅展示場はいつの間にかハウスメーカー選びの場にされてしまいがちです。
もちろん、ハウスメーカー側は、それが目的で販売合戦を繰り広げているわけですが、皆さんまでもその気になる必要はありません。まずは自分の家をどんな家にしたいか、そのイメージづくりのために、いろいろ見て回る、パンフレットを集めてみる、このくらいの気持ちでちょうどよいのです。
沖縄では戦後米軍の影響で、家を建てる時には設計事務所に設計と監理を依頼し、工事は地元の建設会社へというスタイルが確立されました。そのスタイルは人々の間に現在でも深く浸透しています。しかし、十数年前から住宅展示場が登場し、地元のハウスメーカーに加え本土のハウスメーカーも多く参入するようになり、活発な宣伝合戦が繰り広げられるようになりました。
家を建てたいと考える皆さんの多くは、普段、仕事や日々の生活に追われ、「住みたい家」についてじっくり考えたことがない、という人ではないでしょうか。ハウスメーカーの宣伝に乗せられて、急いた気持ちのまま家づくりを行ってしまうと、皆目、見当もつかないまま、さまざまな判断をしなければならず、大きな金額になってしまったわりには、不満が残る家が完成してしまうのです。そして不満が残る家に住みながら、何十年も住宅ローンを支払い続けることになってしまいます。そうならないためにも、「わが家のイメージづくり」を心がけ、住宅展示場を利用しましょう。必要であれば何度も訪れ、細かな点まで確かめていきましょう。そうすることで、トラブルや失敗も防ぐことにつながります。
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