オープンハウスに行く目的は3つ。それは「見る」「感じる」「知る」ということ。

「見る」は、その住宅の外観から細部にいたるまでとにかく見てみようということ。各室については言うまでもないと思うので、見落としがちなポイントをあげてみます。
まず、建具のおさまり。実際に開け閉めして不具合がないか確認。このとき、くれぐれも「これから住む人がいる家」であることを念頭において、丁寧に扱うことが大切です。場所によっては、建具などの開閉を「遠慮してほしい」というところもあるので、そこはそれに従いましょう。
部屋と部屋との境はどんなふうになっているか、ということ。バリアフリーに関心があるなら、トイレや浴室の段差なども気になるところでしょう。
さらに外壁と基礎(鉄筋コンクリート製の家の土台。地盤の強さに応じて「布基礎」「ベタ基礎」などがある)の間も見てみましょう。沖縄の住宅は、9割以上が鉄筋コンクリート造の住宅なので、基礎をのぞいて見ることはなかなかできませんが、木造住宅の場合には床下を見ることができるので、基礎の部分がどうなっているのか、のぞいてみるといいでしょう。基礎との間に通気層があるのか確認できます。ここで建築士が持っている断熱や換気についての考え方を聞くきっかけにもなり、あまり目が届かない部分をどうチェックしているのかがわかります。
そうした細かい部分をチェックしたいのですが、大切なのは室内の空間デザインを見ることです。肝心なのは、その空間が持つ雰囲気を自分が気に入るかどうか。それが、その建築士が持つテイストそのものなのです。

「感じる」というのは、体を使って、その建物が持つ性格を感じてほしいということ。室内に入ったら、まず深呼吸してみましょう。建物の中の匂いをかいでみます。新築特有といわれていた化学的なニオイがするでしょうか?どんなニオイがするのか、感じてみましょう。
また、実際に歩いてみて、階段はきつくないか、手すりは必要な箇所にあるか、暑くないか、寒くないか、外から中が見えないか、室内は十分に明るいか、キッチンは使い勝手が良さそうか、動いて、そこに立って、手を動かして感じてみましょう。

「知る」とは、せっかく“膨大なサンプル”ともいえる実物を目の前にしているのだから、いろいろ知識を得ようということです。
まず、床材、壁の仕上げ材、外壁材などについて、そこに使われている建材の名前を聞いて覚えましょう。床材も、チーク、スギ、パインなどさまざまな素材があるので、その雰囲気や肌触りを確かめながら名前を覚えておきましょう。
壁も一見すると同じように見えますが、しっくい塗りであったり、水性塗料による塗装の場合もあります。最近では、エコロジーやシックハウスの観点から、珪藻土や貝殻廃材を利用した塗装材を用いるケースも登場しています。それらがどんな特長を持っているのか聞いてみましょう。コンクリート打ち放しの壁面が内壁になっている場合も多くあります。
外壁も、県内で最近多く見られるコンクリート打ち放しの外壁や、吹きつけ塗装、タイルを張った外壁、ガルバリウム鋼板などを用いた外壁などさまざま。実物を見て、名前と一緒に特色なども聞いて覚えておきましょう。 |