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オープンハウスを見に行こう!
オープンハウスを見に行こう!

 建築士が設計して建てた住宅を、まだ人が住む前にお披露目することをオープンハウスといいます。平日にオープンハウスの情報を入手して、週末にはオープンハウスの会場を訪れる人が増えています。おきなわ建築Webでも、TOPページに設けた「おでかけ情報」のコーナーで随時紹介しています。

 オープンハウスでは、建て主の了解を得て行われています。見学する人にも注意しなければならない点があることを、ぜひ、知っていただきたいと思います。
オープンハウスの見学の仕方と注意点について紹介します。

オープンハウスに行く目的

 オープンハウスに行く目的は3つ。それは「見る」「感じる」「知る」ということ。

見る

 「見る」は、その住宅の外観から細部にいたるまでとにかく見てみようということ。各室については言うまでもないと思うので、見落としがちなポイントをあげてみます。

 まず、建具のおさまり。実際に開け閉めして不具合がないか確認。このとき、くれぐれも「これから住む人がいる家」であることを念頭において、丁寧に扱うことが大切です。場所によっては、建具などの開閉を「遠慮してほしい」というところもあるので、そこはそれに従いましょう。

 部屋と部屋との境はどんなふうになっているか、ということ。バリアフリーに関心があるなら、トイレや浴室の段差なども気になるところでしょう。

 さらに外壁と基礎(鉄筋コンクリート製の家の土台。地盤の強さに応じて「布基礎」「ベタ基礎」などがある)の間も見てみましょう。沖縄の住宅は、9割以上が鉄筋コンクリート造の住宅なので、基礎をのぞいて見ることはなかなかできませんが、木造住宅の場合には床下を見ることができるので、基礎の部分がどうなっているのか、のぞいてみるといいでしょう。基礎との間に通気層があるのか確認できます。ここで建築士が持っている断熱や換気についての考え方を聞くきっかけにもなり、あまり目が届かない部分をどうチェックしているのかがわかります。

 そうした細かい部分をチェックしたいのですが、大切なのは室内の空間デザインを見ることです。肝心なのは、その空間が持つ雰囲気を自分が気に入るかどうか。それが、その建築士が持つテイストそのものなのです。



感じる

 「感じる」というのは、体を使って、その建物が持つ性格を感じてほしいということ。室内に入ったら、まず深呼吸してみましょう。建物の中の匂いをかいでみます。新築特有といわれていた化学的なニオイがするでしょうか?どんなニオイがするのか、感じてみましょう。

 また、実際に歩いてみて、階段はきつくないか、手すりは必要な箇所にあるか、暑くないか、寒くないか、外から中が見えないか、室内は十分に明るいか、キッチンは使い勝手が良さそうか、動いて、そこに立って、手を動かして感じてみましょう。


知る

 「知る」とは、せっかく“膨大なサンプル”ともいえる実物を目の前にしているのだから、いろいろ知識を得ようということです。

 まず、床材、壁の仕上げ材、外壁材などについて、そこに使われている建材の名前を聞いて覚えましょう。床材も、チーク、スギ、パインなどさまざまな素材があるので、その雰囲気や肌触りを確かめながら名前を覚えておきましょう。

 壁も一見すると同じように見えますが、しっくい塗りであったり、水性塗料による塗装の場合もあります。最近では、エコロジーやシックハウスの観点から、珪藻土や貝殻廃材を利用した塗装材を用いるケースも登場しています。それらがどんな特長を持っているのか聞いてみましょう。コンクリート打ち放しの壁面が内壁になっている場合も多くあります。

 外壁も、県内で最近多く見られるコンクリート打ち放しの外壁や、吹きつけ塗装、タイルを張った外壁、ガルバリウム鋼板などを用いた外壁などさまざま。実物を見て、名前と一緒に特色なども聞いて覚えておきましょう。

これから住む人への配慮を

 週末になると「完成見学会開催!」という新聞広告もよく目にするようになりました。オープンハウスに訪れる人も増えました。見学日の当日は大変な混雑となることもあります。おきなわ建築Webで告知したオープンハウスの例で、2日間で300人の人出を数えたところがありました。

 その混雑で予想されるのは、駐車スペースの問題で近隣にご迷惑をかけるのでは、ということ。
また、せっかく出来上がったばかりの新築住宅に建て主が住む前にキズをつけてしまうのでは、ということ。

 オープンハウスは建て主の了解を得て開催するものです。建て主への配慮から、予約制でオープンハウスを開催するところが増えていることも知っていてほしいと思います。近日中に入居する建て主が、良い気持ちで新築住宅に引っ越して新しい生活をスタートすることができるように。自分の家を建ててオープンハウスをした場合…と考えて、オープンハウスの見学をしていただけたらと思います。

 オープンハウスで重要なことは、その住宅をつくった人、そう、建築士と会話をするということもあります。実際につくった建物を見ながら、その人柄を確認する第一歩ではないでしょうか。

<< オープンハウスを訪れる際の注意点 >>
来場は公共の交通機関を利用しましょう。車を利用する場合は、近くの有料駐車場を利用しましょう。
できれば大人だけで来場しましょう。子連れではゆっくりと見学できないため。
もし、どうしてもお子さん連れで訪れる場合は、どちらか一人が必ずお子さんの面倒を見るようにしましょう。
わいわい騒がない、トイレは使わない、タバコは吸わない、というのは常識です。
会場に提示されている注意書きに従いましょう。会場によっては、スリッパや手袋を必ず着用するよう指示がある場合も。建て主への配慮なので、厳守しましょう。
事前にオープンハウスの告知などで「注意書き」を確認しましょう。なかには「スリッパ持参」という場合もあるので、チェックしておきましょう。
会場でことわりなく写真撮影をすることや、スケール(メジャー)持参での測定なども遠慮しましょう。
(2004.05.11 ka)
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